スタッフレポート
2008年7月18日

「黒島めぐる」ツアー体験レポート(Special)

黒島天主堂

「信仰復活の地」にて。白い帽子がガイドの鶴崎さん


黒島名物「島めし」のアワビ


「黒島ふくれまんじゅう作り」体験

「黒島めぐる」のモニターツアーに参加してきました。黒島とは九十九島の中で最も大きな島で、江戸から明治時代にかけてのキリシタン弾圧から逃れてきたキリシタンたちが移住したところで、現在も島民の8割がカトリック信者であり、島内には黒島天主堂やカトリック共同墓地など、カトリック信者が残してきた歩みや歴史、文化をうかがわせる名所が数多くあります。


「黒島めぐる」ツアーは、「見(観光)・感(体験)・食」をテーマに地元のガイド付きで島内を巡るツアーです。今回は一日コース(昼食付き)に参加しました。


今回のガイドは黒島在住のカトリック信者でもある鶴崎さん。島内観光として巡った「石切場・断崖の見える展望所」「カトリック共同墓地」「信仰復活の地」「根谷の大サザンカ」、そして今回は午後に巡った「黒島天主堂」のことについて、方言でありながらも私たちに分かりやすく、先代のキリシタンが残してきた歩みや歴史・文化をお話していただきました。


午前の島内観光を巡った後は、参加者全員がお楽しみの昼食、黒島名物「島めし」。この「島めし」も季節によってはメニューが異なるとのことですが、黒島で獲れたアワビやウニ・サザエなどの魚介類をふんだんに使った内容になります。本日は地元で獲れたアワビのお刺身が登場。それも1人に1個という豪華さ! 加えて同じく地元で収穫したじゃがいも・たまねぎ・にんじんを使った煮物と地元米で炊いたご飯。さらに近海アジの塩焼きに、日本海産のマグロのお刺身と豊富なメニューです。もちろん全ていただきました。


午後は「黒島天主堂」を巡った後に、もうひとつのテーマである「ものづくり体験」の場所へ到着。今回は黒島名物「黒島ふくれまんじゅう作り」に挑戦です。すべての工程を行うには2時間ほど掛かってしまうので、今回は生地をこねる部分と、事前にこねてある生地にあんを入れて包む体験をしました。地元のお母さんたちに教わりながら生地をこねる作業や生地にあんを入れて包むのですが、なかなか上手く出来ません。それでも蒸してもらうと立派な「黒島ふくれまんじゅう」となり、おいしくいただくことが出来ました。


今日はほんの少しですが、黒島のことや黒島のキリシタン文化を学べたような気がします。このツアーは、ハウステンボス観光でもお申し込みいただけますので、皆さんもぜひ体験されてみませんか。


■ハウステンボスからの発着に関するツアーのお問い合わせ・お申し込み
ハウステンボス観光(エイチ・テイ・ビイ観光株式会社)
TEL:0956-27-0290

■ツアーに関するお問い合わせ
西海パールシーリゾート(させぼパール・シー株式会社)
TEL:0956-28-4187



(写真/山口 民雄・白川 淳一 文/白川 淳一)