2008年4月19日

生命の息吹

どこからか強い視線を感じます・・・

危険人物と思われたようです

少しずつ角度を変えてましたよ

今日も良いお天気ですね。
春の装いと初夏の過ごしやすさが入り交じった場内は、たくさんの花が咲き、お散歩には最適。というわけで、今日もお出かけしてみました。

 

日射しが暑くなり始めたので、木陰を歩いていると、何やら「強い視線」を感じました。辺りを見回してみると、樹々の間に白鳥が1羽。「何だろう?」と思いよく見てみると、白鳥の周りはたくさんの葉がかき集められていて、その真ん中に座っています。「巣作りしてる」と思った瞬間、とある事に気づきました。


「卵を温めているんだ!!」

 

ハウステンボスでは毎年この時期になると、白鳥が卵を温め、ゴールデンウィークを過ぎる頃には可愛い雛たちが運河を通る姿が見られます。
きっと、警戒心が強い親鳥が歩いている人間を見つけてビックリしてしまったのでしょう。

 

「邪魔してごめんなさい」と思わず謝りながらその場を離れて行くと、方向を変え、葉をかき集め直してはまた卵を温めていました。

 

 

大きな街で育まれる生命。この大切なひとときを邪魔しないためにも、この場所は秘密。もし皆さんが見つけても、近寄らず、そっと見守ってあげてくださいね。

 

 

(写真・文/水上 由美)