2007年5月31日

華と器の出逢い

活け込みを行う守下氏
テディベアキングダム内の作品
ギヤマンミュージアム内の作品

華道3大流派によるいけばな展の最終章を飾る「小原流 華と器の出逢い展」の活け込みが本日行われました。

 

 

会場は、テディベアキングダム、ギヤマンミュージアム、ポルセレインミュージアムの3カ所。

午後になり、小原流研究員教授の守下 篁(もりした こう)氏が活け込みをはじめたのは、ポルセレインミュージアム内にある「磁器の間」。

 


この「磁器の間」は、ドイツのシャルロッテンブルグ宮殿の「ポルセレイン・キャビネット」を再現したもので、当時、非常に高価だった日本の磁器を約3,000点も飾りつけた富と権力の象徴ともいえる空間です。

 

 

この部屋で守下氏が選んだメイン題材は「梅」。
14代柿右衛門の壷に、青々とした実をつけた梅の木を手際よくいけていき、このきらびやかな空間の中でもまったく色あせることのない、そして周囲と見事に調和した壮大な作品を完成させました。

 

 

 

「華と器の出逢い」を楽しむと同時に、「今と昔の出逢い」も堪能できるこのいけばな展。
展示は6月4日(月)までとなっていますので、お早めに足をお運びください。

 

 

【期間】

6月1日(金)〜 6月4日(月)

【場所】

ポルセレインミュージアム、ギヤマンミュージアム、テディベアキングダム

 

 

(写真・文/白仁田 順子)