ハウステンボスの一番奥にあるこの庭園で、一番目を引くのが、イタリアカラーラ産の大理石で作られた彫像です。これらは、ギリシャ神話に登場するオリンポスの神々が繰り広げるストーリーをベースにしており、それぞれの彫像の傍には、その物語の1場面が浮かぶよう、神々にちなんだ花が植えられています。
庭園へと降りる階段脇の小さな滝をわき目に中央のキャナル(運河)、そしてグランバセ
(大池)などの水系を辿っていくと、聖水がこんこんと沸き出る、ドリス風石柱神殿の間があります。この最奥の場から、ハウステンボス全体を思い描くと、ハウステンボスの季節と花々は全てこの泉から生まれ、街中に降りていることがわかります。1年に1度ハウステンボスに春が訪れる頃ここにチューリップが飾られます。
この泉を含む水系は、オリンポスの神々の頂点に立つゼウスの祖母にあたる大地の女神ガイアの循環器とされ、神話中の物語およびこの本苑や天空の神ウラノスが支配する前庭部で展開されるストーリーは、全てガイアの手のひらの中で繰り広げられているというのが本宮廷庭園のストーリーのくだりです。こんな宇宙観や壮大なロマンを感じながらヨーロッパ庭園散策をなさってはいかがですか。