スタッフレポート
2008年9月4日

製作中! 花の運河

製作中

一つ一つが手作業

秋の花、コスモスも。

毎日の空を眺めていると、いわし雲や絹雲など、秋によく見られる雲が表れるようになりました。日中はまだ日射しが強くても涼しい風が漂い、少しずつ秋が始まっていることを実感します。

 

そんなハウステンボスには、街中をアートギャラリーに変える「芸術の秋」が登場しています。ミレーの代表作を再現した巨大な“花の壁画”やゴッホのひまわりを再現した“巨大地上絵”、ルノワールなどの4作品を再現した“花のギャラリークルーザー”。
そして、13日(土)からの公開にむけて製作中なのが「花の運河」。エール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロなど印象派の画家による少女をモデルとした3作品を再現します。

 

ビネンスタッド地区バス停前、運河に浮かぶ大きなキャンバス。今日は、絵をかたどる白のラインにそって様々な植物の植え込みが行なわれています。
苗の入ったかごを持って橋を渡り、キャンバスへ。一つ一つを植え込んでは、また橋を渡って別の苗。真ん中の部分がある程度埋まったところで、ちょっとした事件が!

 

「間違った!ここは緑じゃなくて赤だった、すまん!!」

作業行程を示した図表を確認していたスタッフから、思わぬ一言も。結局は、一部だけが間違っていただけで、大きな修正作業にはなりませんでしたが、他のスタッフからは 「しっかりせんばよ!」と笑みもこぼれていました。

 

 

公開まで、もう少し。近くには秋の花コスモスも準備されており、「芸術」だけではなく、花々でも秋を感じることができるはずです。13日、公開初日に完成した3枚の絵を見に、また行こうと思います。

 

 

(写真・文/水上 由美)