スタッフレポート
2008年8月18日

秋になる前に

パーマネント ウェーブ

プリンセス ミチコ

マチルダ

お盆明けとは思えないほど、暑い日が続いています。場内の雰囲気も、まだまだ夏の装いですが、少しずつ秋の準備が始まっていました。今日は、その中から、パレス ハウステンボス地区ローズガーデンをご紹介。

 

季節の中でも、最も一輪一輪の色が美しく咲く秋に向けて剪定作業が行われていました。
この場所に咲くバラは四季咲きと言われ、1年を通し咲き続けるものばかり。もちろん、この夏の間も咲いています。

では何故、今、実際に咲いている花を切ってしまうのか?

この作業は、見頃の20〜40日前に数回に分けて行なわれます。その大きな理由は、見頃により美しく咲かせるのに必要な栄養を蓄えさせておくため。
まず、切ることで成長を止めます。花は、咲かせる時に多くの力を必要としますので、まずここで養分の消費を止めます。すると、今度は、太陽からたくさんの養分を得ようと、枝は高く伸び、蓄えるための葉は大きく成長していきます。養分がある程度が集まったところで蕾をつくり、そして花を咲かせるのです。この期間が20〜40日。

 

この作業、見ているとどうしても「もったいない」「かわいそう」と感じてしまいますが、これも秋に美しい花々を見ていただきたいからこそ。

剪定前も右の写真のように花は咲いています。
もしよかったら、今の花を秋の見頃を迎えた花と見比べてみると良いのかもしれません。きっと、その1つ1つの深みを持った色に驚かれるかもしれませんね。

 

(写真・文/水上 由美)