スタッフレポート
2008年8月14日

ちょっと違った目線で見てみよう♪

木槿(むくげ)

酔芙蓉

光りに透けて、葉脈も見えます

夏は、花が咲くというよりは緑が多い茂る季節。自然とその緑が作る木陰を、夏の日射しを避けるように涼みながら歩いてしまいます。

本当は、その木陰のおススメ場所を紹介するべきかもしれませんが、あえてその「日射しの中」を歩くちょっとしたお散歩をご紹介。

 

ホテルアムステルダムの裏側、マリーナに沿った小道には、今、芙蓉(ふよう)や木槿(むくげ)、ブーゲンビリアが咲いています。

ここは、朝には海から吹く風が心地よい場所ですが、日中は、遮るものがないため、日射しがさんさんと降り注ぐ場所。
でも、このたくさんの光を浴びて咲くピンクの芙蓉や木槿はとっても綺麗。
背丈も女性の身長の高さほどあるので、下から覗き込むように見れば、その花の色が青い夏空に映え、思わず写真を撮りたくなってしまいます。

 

そしてここに咲く花の中には、その「日射し」で面白い変化を遂げてしまうものも。それが、左側の小さな写真、“酔芙蓉(すいふよう)”。
この花、朝には真っ白なのですが、午後、日が暮れだすと、その花びらが薄いピンクへと変化していきます。(漢字から、なんとなくご想像つく人もいるかもしれませんね)

 

暑さを避けるように歩んでしまう季節ですが、こんな夏だからこそ見ることのできるものを見ながら歩くのもいいかもしれません。
でも、日焼け防止のためにも日傘と帽子は必需品ですね。

 

 

余談:
私のおススメの時間帯は夕方。ピンクに変化した花びらを見に行くことはもちろんなのですが、日が暮れる直前のオレンジの光に照らされた木槿の影が好きなんです。手をかざしてみれば、中央のピンク色がそのまま影に反映され、日射しのオレンジと合わさり、何とも言えない美しい色を生み出します。
花を正面からではなく、透かして見て歩くのもおもしろいんですよ♪

 

(写真・文/水上 由美)