長崎次世代エネルギーパーク
この街を舞台に次世代エネルギー実用化への様々な取り組みがはじまります

未来につなげる、未来につながる|ハウステンボス 植物工場モデル施設

植物工場とは、植物の生育に必要な環境を、LED照明や空調、栽培液などの人工的な制御により、季節を問わずに連続的に野菜などを生産できるシステムです。
ハウステンボスの野菜工場モデル施設には、常設展示用植物工場と移動可能なミニ植物工場「プラントセラー」の2種類を設置しています。

  • 植物工場について
  • 植物工場のしくみについて

常設展示場所「キッカー」

植物工場は、ハウステンボスの入出国エリア(場外無料ゾーン)に位置する「プチ・パピヨン」内に設置・展示されています。

植物工場では、ハウステンボスに設置された太陽光パネル(出国棟30kW・入国棟70kW・入国広場60kW)で発電された電力を利用し、人工光での無農薬栽培を行います。

プチ・パピヨン/植物工場

植物工場 設備紹介
内部の様子
■常設展示用植物工場
常設展示用の植物工場は、床面積は10.5平方メートルながら機能は本格的な植物工場と何ら遜色なく、照明にスリム蛍光灯と赤色・青色のLEDランプを使用し、そのON・OFF時間、温度・湿度・二酸化炭素濃度の管理を自動で行うことで、野菜に最適な育成環境をコントロールすることができます。

土を使わずに養液を循環させて栽培しますので無農薬栽培が可能ですが、それだけに最も気をつけたいのが害虫の侵入です。そこで、入口スペースにエアーシャワー設備を設け、入室時には必ず作動するようにしています。
構造 断熱パネル組立構造
寸法 外寸:W 3000mm×L 3500m m×H 2463mm
床面積:10.5平方メートル
エアーシャワー一体型
栽培用照明 スリム蛍光灯ランプ十LE[元ランプ(赤色、青色)
栽培方法 養液循環式養液栽培
培地栽培併用方式
栽培ベッド 3段×2セット
空調器 床置型空冷式パッケージユニット×1台
温度 +18 ℃~+25℃
湿度 50 ~ 85 %
光強度 栽培面付近平均約1.2万ルクス以上
炭酸ガス供給装置 ボンベ使用タイプ
電源設備 AC200V 3の60Hz 30A
AC100V 1の60Hz 15A×2回路
■プラントセラー
プラントセラーは、大きさが大型冷蔵庫並みで、床面積は1.2平方メートルしかありませんが、機能は本格的な植物工場と同じです。

特徴は、設置場所を変えられるようキャスターが付いていて、移動可能なことです。例えば、レストラン内に設置し、プラントセラー内で育成中の野菜をお客様の目の前で収穫し、そのままテーブルにお出しすることもできます。こうした使い方も検討しています。

構造 板金組立構造
寸法 外寸:W1540mm×D775mm×H1890mm
床面積:1.2平方メートル
栽培用照明 スリム蛍光灯ランプ+LEDランプ(赤色、青色)
栽培方法 養液循環式養液栽培
栽培ベッド 3段×1セット
温度 + 18℃~+ 30℃
湿度 50~85 %
光強度 栽培面付近平均約12万ルクス以上
電源設備 A C 100V 1Φ 60 Hz 15A
■リチウム電池蓄電システム
リチウムイオン電池は鉛電池やニッケル水素電池などと比較してエネルギー密度が高い次世代型の電池です。そのため軽量・コンパクト化が可能で、電気自動車などに使用されています。

ハウステンボスの植物工場モデル施設に導入したのは、このリチウムイオン電池を使った蓄電システムで、昼間、太陽光発電による電力を蓄電し、夜間に常設展示工場のLEDランプに電力を供給する仕組みになっています。

寸法 外寸:
W706mm×D1005mm×H1200mm
電池種類 リチウムイオン電池
使用個数 9モジュール

この事業は経済産業省の「平成21年度先進的植物工場推進事業」に採択されました。